これまで飯を食べる時は、1人の時はスマホやPCを見ながら食べていました。
SNS断ちをして「スマホをなるべく触らない」と決めてからは自然とご飯の時にもスマホを見たり、動画を見ること無くなりました。
そこで起きた3つの変化についてお話ししていきます。
1日の充実感が増した
スマホを食べないでご飯を食べるだけで一日の充実感が増すようになりました。
ぼくはこれまでご飯を食べながら、スマホで音楽を聴いたり動画を見ていました。
ただ、その動画は特に見たいと思って見始めた訳では無くて、どこかで「時間を効率的に使わないと」と思っていたのかもしれません。
僕たちは普段、様々なことを効率的にしよう、と考えて時間を有効的に使おうとしています。
しかし、生産的にした結果、空いた時間をまた効率的にしようとしているループの様な状態に陥ってしまいがちです。
「効率」を意識するあまり、「今」を実感して生きることが置き去りになっているのかもしれません。
「限りある時間の使い方」ではこの様に述べています。
僕たちは、効率を追求すればするほど、「本当にやるべきことをやっていないのではないか」「もっと充実した時間の過ごし方があるのではないか」という感覚に襲われる。
そこで目の前のご飯に集中することで、効率を求めるのでは無く「今」に集中できます。
例えば、仕事や勉強で作業を頑張ったことに対して自分を褒めたり、食材ひとつひとつの味を噛み締めることで新しい発見があります。
普段外の情報に反応して過ごしているから、自分の中の声と会話をする時間を持ってあげるのです。
せめてご飯の時くらいは、他の人のストーリーやニュースでは無くて、今の瞬間を感じて過ごすのも良いと思います。
そうした時間を過ごす中で自分の中から自然に出てくる言葉と向き合ったり、美味しいランチの味を感じることで、記憶がしっかりと残り、1日の充実感増していきます。
「最高の食事術」では以下のように述べられています。
現代は情報過多社会、SNSなどの復旧により、これまでになく自分と他人とを比較しやすくなってしまったことによって「心」の疲弊が生まれやすい環境になっています。
これでは健康管理はできません。
まずは心のバランスを整え、食事を正し、適度な運動を日常生活に取り入れることが健康管理の始まりです。
1日の中で「意識して生きた時間」を持つことできて1日を振り返ると充実感を持つことができます。
2. ご飯がさらに美味しくなる
次に、ご飯を味わって食べるほど、毎日のご飯が楽しみになります。
これはスマホを触っていた頃はあんまり感じることは無かったのですが、毎日のご飯をしっかりと味わいながらゆっくり食べることで、しっかりとその喜びを脳が覚えていきます。
そしてご飯の度に、美味しいことを味わっていると、と毎回幸せな気持ちでご飯を食べることができるようになりました。
食材一つ一つの味や、さらに調味料でどういうものが使われているかとか、そういうものを意識できるようになるとご飯を食べながら瞑想をしているように心が静かになっていきます。
またそうやって美味しくご飯を食べることを意識していると、定食の様な、健康に良いものを自然と取りたいって思える様になります。
「最高の体調」でも以下のように述べています
日に30〜40分の瞑想を8週間ほど続ければ薬物治療と同じレベルで不安と鬱をやわらげるのだとか。
そのうえ副作用も認められなかったと言いますから、まことに優秀な方法です。
食事を瞑想の場に使うのも有効です。
テレビやスマホを見ながらの食事を止め、口の中に入れた食品や液体を味わう作業だけに集中すれば、それはやはり瞑想と同じ行為になります。
ご飯をゆっくりと味わうだけで、不安や鬱も和らげてくれるのです。
自分と向き合う時間ができる
これはご飯だけでは無いですが、スマホを手放すことで自分と向き合う時間を作ってあげる、という優しさを持ってあげても良いかもしれません。
「いつも機嫌がいい人の小さな習慣 仕事も人間関係もうまくいく88のヒント」では以下のように述べています。
人は、ひとりになる時間をもたないと、自分ならではの考え方ができなくなります。
なにかをしていても、ひとりだと頭はなにかしらぐるぐる考え続けていて、自然に「ひとり会議」を開いているはずです。
今日あったことを「あれでよかったのかなぁ」と振り返ったり、明日やることをあれこれ考えたり、ふとだれかのことを心配したり。
頭のなかを整理しながら、自分が満足して、幸せになる道を模索しています。
平日であれば、仕事で頭がいっぱいになっている時の自分と、土日であればゆっくりと落ち着いた状態の自分と。
自分と向き合う時間を作っていくことで、自分と会話をする機会が多くなり、自然と1人の時間を持つこと自体で色々な考えの整理を行うことができます。
自分の中でしっかりと考える、ということは忙しい日々だとつい忘れてしまいます。
そこでご飯の時こそ自分と向き合って、静かにゆっくりと自分と向き合うことで、新しく見えてくることもあると思います。
1人で自分と向き合うからこそ、誰かを大切にできるようにもなるし、穏やかな気持ちに戻ることができるのです。
スマホをカバンに入れてご飯を食べてみよう
ここまでぼくがご飯の時にスマホを見るのをやめて感じたことを書いてみました。
忙しい人ほどスマホをいじってしまう癖がついていると思いますが、思い切って自分との時間を持つことを許してあげても良いと思います。
現実を生きられるようになると、さまざまな些細なことも幸せに感じることができるようになります。