大きな目標のために努力を始めると、1日、1週間では結果はなかなか付いて来ません。
思い切って踏み出したけど、いざ努力をし始めると「目標との距離」を実感して手が止まってしまうことがありませんか
続けられない努力を続けられる様にするためは、努力の仕方・考え方を見直す必要があると考えています。
ぼく自身、3日坊主になってしまうことが多かったですが、「努力の捉え方」を少し変えるだけで努力を続けられるようになりました。
今日はそんな3日坊主を脱出して、努力を続けるための5つの方法を説明していきます。
努力を続けるための習慣の正体を把握する
習慣が僕たちを作っている
「ローマは1日にしてならず」という言葉が示すように、今のぼくたちは「これまでの経験」の積み重ねからできています。
例えば、
- 健康を意識してランニングを始めたらいつの間にか週2のランニングが趣味になっていた
- あの時出来心でタバコを吸い始めてしまって、それが継続してしまって今に至っている
このように、ぼくたちは過去の経験の積み重ねによって、今の習慣が作られているのです。
僕たちが日頃何気なく行ってしまうのは、過去の自分が始めた習慣以外の何でもありません。
楽にできることは習慣になりやすい
そして染みついた習慣は簡単には変えることが難しいです。
ぼくも「英語」とか「プログラミング」を勉強し始めようとすると、最初の方は結果が出なくて、つい楽なYouTubeを見初めてしまうことがありました。
努力自体を「頑張るもの」というイメージが付いているため、楽にできることを選択してしまいたくなるのです。
「習慣が10割」の本では
過去の習慣の積み重ねが、今の自分を作り上げている。
自分の意思で「これをやる!」と決めて、自由に人生を作り上げていけるのです。
今から始める習慣の積み重ねで、未来の自分を作り上げれば良い。
と述べています。
だからこそ、努力は「辛くて頑張るもの」という意識を取り除くことができれば、その習慣でその後の生活を送ることができるようになります。
目標に近づいていること自体を感じて楽しむための5つの方法
1.目標を達成すると次の目標が現れることを理解する
努力をすればするほど、目標との差がはっきりしていきます。
その差を感じて焦っていては、いつまでも充実感を感じることができません。
せっかく数週間頑張っても結果は出ないのは辛いですよね。
加えて実際目標を叶えたら、また次の目標が見えてきます。
例えば年収1000万目指す!と言って目指し始めても叶った頃には次の大きな目標ができているはずです。
それでは一生不幸なので、この考え方を変えていかないといけません。
達成すること、から、努力自体の考え方の意識を変えていきましょう。
2.努力自体の「充実感」を楽しむ
誘惑に負けず、自分のありたい方法に向かって努力をすると、終わった後に「充実感」あります。
まずは、その充実した気持ちをしっかりと感じることから始めましょう。
努力した後の時間は、「少しずつ目標に近づいていること、今日できたこと」を考えて快適な状態を過ごす癖をつけてください。
- 午前中であれば、スマホを見ないで美味しいお昼ご飯を噛み締める
- 午後作業をしたのであれば天気や街中にあるものを観察しながら夕方散歩をしてみる
- 夜作業をしたのであれば、静かに音楽を聴いてみる
ぼくはこの努力後の心地よいな状態を感じて、1日が充実(納得)した気持ちで包まれることで、また努力をしたい、と思えます。
ここを感じずに、目標との差を意識して不安になっていては、「努力と不安」ということが一緒になってしまいます。
「反応しない練習」ではこの様に述べています。
「不快」を感じた心は、その場から非難しようとします。
「快」を感じれば、心はその対象に執着します。(それが「やる気」です)
その心の性質を活かすなら、「快」を感じられるように環境を改善していけば良いのです。
ここは楽しんでください。
ぼくも必ず、休日作業する時は午前中であれば、ゆっくりお昼ご飯食べたり、1時間くらい散歩をするようにしています。
できたことの充実感に浸るようになってからは、自然と努力が続けられるようになりました。
3.努力のすぐ後はなるべくスマホを見ない
努力をし終わった後は、なるべく「スマホを見たり、他のことをすぐに始めない」ということをおすすめします。
なぜかと言うと、スマホをすぐ見ると努力の後の気持ち良い感情を忘れ、その場の誘惑に溺れてしまい、また「時間を無駄にした」と考え初めてしまうからです。
また同時に、なるべく「今」の現実と、自分の心の在り方を観察するようにしましょう。
努力をしたくなるかは、努力後の気持ちよさを知っているかが重要
ぼくはまさにこれで、努力をした後にすぐInstagramのストーリーを見て、友達が遊んでるのを見て「ぼくは何してるんだろうな」って落ち込んでしまうことがありました。
しかし今では、努力の後はなるべく自分の考えと向き合って、心地よい実感を感じるようにしてからは凄い落ち着いて過ごせるようになっています。
4.辛いと思ったのなら、快適にできる方法を考えてみる
もしそれでも努力が辛い、と思ってしまのであれば「快適」にできる方法を工夫してみましょう。
- 記事を書く時だけは、お気に入りのキーボードを探して使ってみる
- 勉強を始める時は、自然光があって緑がいっぱいあるカフェでやる
- 集中力が切れてしまったら無理して続けない
このように、工夫を重ねて、努力そのもの自体も「快」を感じられる状態にすることをおすすめします。
ぼくも土日は家にいると、中々やる気にならないので、そこは割り切って、朝起きたら自分が好きだと思える「超厳選したカフェ」に行くことにしています。
そうするとカフェに行くだけでワクワクしますし、そのワクワクと努力が結びついて、自然と努力自体も好きになってきます。
中学生の頃とか、好きな人と一緒に勉強するのは楽しかったですよね。
「複利で伸びる1つの習慣」では以下のように述べています。
最善の方法は、長期的に見返りのある習慣にほんの少しの即時的な楽しみを付け加え、逆に見返りのない習慣には即時的な痛みを少し加えることだ。
そうすることで次第にそのこと自体を楽しんでできるようになり、努力することができる量も増えていきます。
5.人生は努力の複利であると思う
複利、という言葉知っているでしょうか。
複利とは投資などを行っていて、利益が出た場合、さらにそれを投資すると大きくの利益が出て、数十年経つとそれが大きな利益になることです。
アインシュタインも複利は「人類最大の発明」と呼んでいます。
小さな積み重ねが、長い目では大きな結果を生むことを知っているのに、つい目の前の利益が優先されてしまいます。
ここでしっかりと自分を振り返る「快」を感じている時に、「複利思考」を持って、自分の努力はすぐに結果は生まないが正しい行いをしている、と思えることで、努力をしている今こそが楽しくなります。
だからこそぼくは努力をするたびに「焦らないこと、ゆっくりと自分は成長している」ということを心の中で言うようにしています。
1日で自分が変わることはありませんが、この小さな積み重ねが将来の大きな成長の基盤になっていることをしっかりと感じましょう。
心地よい努力は続けられる
ここまで努力を楽しむ方法を解説してみました。
ぼく自身、努力はするけど焦って、短距離でばーーっと努力を積み重ねては、全然近づかないことへの苛立ちを感じていることがありました。
しかしこの考え方をするようになってからは、今では土日の休みの日で、何時間作業をしても心地よい状態を保ち続けることができています。
努力が続かない、という方は、まずは努力の仕方、心持ちのあり方から整理をしてみることで変わることもあるかもしれません。
みなさんの考え方の参考になると嬉しいです。